朝の「きな粉ミルク」一杯で、代謝が高まり脂肪が燃える？！
栄養バランスのよいダイエット食として、きな粉ミルクをおすすめしたい。
きな粉ミルクは、植物タンパクと動物タンパクをバランスよく補給する効果のある、もっとも簡単な飲み物である。
つくり方は、ミルクカップ一杯に、きな粉を小さじ山もり2杯程度を加えて、少量のはちみつで甘味をつける。
これをよく混ぜて飲むのである。
夏などには氷を加えて、シェーカーに入れてよく振れば、大変おいしい。
ミルクを飲むとお腹がゴロゴロする人は、飲むヨーグルトを用いればよい。
この際は甘みがついているのでハチミツを加える必要はない
これを毎日続ければ、タンパク質をたっぷり補給できるので、新陳代謝がよくなり体温も上昇しやすくなり、余分なエネルギーが消費されやすくなる。
余分なエネルギーの消費は、それだけ体内に貯蔵されている脂肪を燃焼させることになるので、とくに余分な運動などをしなくても、体重が減少し、ダイエット効果もあるのである。
一日一杯のきな粉ミルクは健康の元になるといってもよいだろう。
では、いつ飲めばよいかというと、朝食時がよい。
なぜなら多くの場合、朝食はタンパク質が少なくなる傾向がある。
たとえば、バタートーストとコーヒーだけでは、タンパク質は少なすぎる。
これでは午前中体温が十分に上昇しないので、その分エネルギーが体内にたまってしまう。
エネルギーがたまるということは、脂肪が体に貯蔵されるということである。
しかし、朝、きな粉ミルク一杯を飲むことによって午前中の体温上昇が早くなり、またそれによって熱エネルギーの消費も大きくなれば、それだけ体内の余分な脂肪が燃焼し、体重も減少していくということだ。
しかも、きな粉ミルクは、きな粉も牛乳も、どちらもタンパク質が非常に高い食品であるから、少量でもかなりの量のタンパク質をとるのに役立つわけである。
きな粉ミルク一杯で、10グラム以上のタンパク質が補える。
これは、ご飯を茶碗にたっぷり二杯のタンパク質量に匹敵する。
タンパク質は、人間に必要なアミノ酸、つまり必須アミノ酸のバランスによってその価値が左右される。
その点、きな粉ミルクは、牛乳と大豆のタンパク質のアミノ酸が相補い合って、非常にバランスのよいタンパク質のとり合わせとなっている。
しかも、つくるのも簡単で時間もかからない。
朝、忙しい人は、こういった飲み物が健康と活力に対して大きなプラスになるだろう。
とくに、朝食を抜いたり、昼食がうどん一杯や、安いカレーといったような、デンプン質に偏ったものだと、夕食にかなりのタンパク質のある食品をとったつもりでも、タンバク質は不足しがちである。
こういったタンパク質が不足しがちな人は、手軽につくれるきな粉ミルクをぜひ試してみてほしい。
