1人で行動できる女性はなぜ格好いい?

観たい絵画展やロードショーがあったにもかかわらず、友だちとスケジュールが合わなくてあきらめた経験はありませんか?

一人で行くなんてとても無理だと思って、しかたなく行くのを断念していませんでしたか?

映画館に行って、映画が始まるまで一人で何をしていればいいのかわからない。

席が空いていなかったらどうすればいいの。

ましてや美術館に一人なんて、どのように対ごしたらいいのかと迷う。

そんなことを考えて、やっぱり今回はあきらめようと思ってしまう。

とてももったいないことです。

世の中、「つるんでいる人」ばかりではありません。

たくさんの人々が一人で行動しているし、そのほうがスマートです。

一人で自分の時間を楽しめる女性は、男から見ても格好いいと思います。

一人でどこにでも行ける人のほうが、行けない人よりも、はるかに心が自由で活発見な感じがします。

集団で行動するのも、それはそれで確かに楽しいでしょう。

しかし、一人で動くことの魅力はそれ以上にたくさんあるのです。

一人で行動すれば、誰にも気兼ねがいらないし、急に予定を変更したくなったら、さっさと変更できます。

一度一人で動きはじめると、もう誰かを誘うのが面倒になってしまうでしょう。

 

美術館にはたくさんの展示物があります。

極端な場合、お目当てのたった一点の絵だけを観ればいい、ということだってあるはずです。

そんなとき、友だちと一緒だと、お互いが気をつかってしまい、自分だけその一点をずっと見つづけるなんてできないでしょう。

ひとつの絵画を心に響くまで鑑賞して、しばらく休憩用のイスに腰かけ、そしてまた同じ絵の前に立ってじっと観る。

そんな警沢は一人でなければ味わえません。

こんなふうに一人の行動を続けることが、実は恋に向かう自分を磨くことにもなるのです。

 

恋というのはすべて、最初は片思いです。

その人のことを一人で心の中で思いつづけます。

そのうちに、少し距離が近づいていきます。

その感動を誰にも話さずに、しっかり自分の気持ちの中で育てていく。

そしてお互いの気持ちがつながったら、うれしいことが起きる反面、ときにはけんかをしたり、すれ違いも生まれるでしょう。

そんなとき、普段から一人で行動できる女性は何事も自分一人で考え、対処していくことができます。

誰かに話すこともありますが、多くは語りません。

一度誰かに話すとあれもこれも話す癖がついてしまいます。

 

それでいいのです。

その恋は、自分のものなのですから。

少々のことで慌てて誰かにすがったりする必要はありません。

そもそもあなたと彼の関係の微妙な部分までは、説明のしょうがないのです。

「自分で断する勇気」が身につけば、それがわかるはずです。

その勇気は、自分一人で考えて行動することで養われるものです。

その第一歩として、ぜひ一人で美術館に足を運んでみてください。

 

1人に慣れると行動範囲が広がります

一人で行動できるようになると、自分を不自然におさえる必要がなくなります。

たとえば、急に時間が空いて、「そうだ、あの恋愛映画を観よう」と思いたったとき、いちいち友だちを誘っていたら間に合わないことだってあるでしょう。

前から観たいと思っていた映画が、もうすぐ始まる。

そんなときは、即、チケットを買って入場です。

左右に誰もいない一番観やすい席を選べば、広々とした雰囲気の中で映画を楽しむことができます。

急に思いたって誰かを誘うのは気が引けるし、たとえ誘って応じてもらえたとしても、相手の準備が間に合わなくて少々遅刻してくるかもしれません。

友だちの到着を待つ間に映画が始まってしまったら残念ですよね。

一人で映画館に行けるようになると、好きな映画を観逃すということがなくなります。

誰かを誘うことは、あなたにとって、誰かについてきてもらうのと同じ意味を持っていたかもしれませんが、そんな依存体質からはもう卒業です。

好きなときに好きな映画を一人で観る。

このなんでもないようなことが、あなたを確実に変えていくのです。

僕自身は今、映画は絶対に一人で行きます。

誰かと一緒だと、たとえばコーヒーを買おうと思っても、相手にいちいち聞いて、相手がいらないと言えば自分が飲みたくてもやめてしまうことがありました。

そんなことは、もう、まっぴらです。

一人だとなんでも思うがままです。

そして僕自身にも変化が出てきました。

昔は映画館に一人で行くことは苦手だったし、何をするにしても心のどこかで誰かの想視線を気にして行動していました。

しかし、映画館に一人で行けるようになってからは、すべての決定権を自分で持つことができるようになったのです。

これは大きな成長だと思っています。

あなたもぜひ実行してみましょう。

そんなあなたを好ましく思う男性はきっと一人や二人ではないはずです。