自分を大切にしている女性は「見た目」でわかる

あなたは自分の顔をしっかり見たことがありますか。

鼻の位置、目と目の間隔、眉毛の長さや唇の形などを、目を閉じて思い描くことができますか。

おそらく、ほとんどの人が、ぼんやりとしか思い出せないのではないでしょうか。

たとえばメイクするときも、自分の顔をしっかり見ているようで、実は適当にしか見ていないでしょう。

それが普通なのかもしれませんが、なんて自分の顔に無頓着なのだろうと思います。

 

鼻や口や眉毛はもちろん、笑ったときのシワのでき方、怒ったときの目のつり上がり具合、元気なときと元気のないときの皮膚のハリの違い、そんな細かい部分をこの際、徹底的にチェックしてみませんか。

見た目には、やはりその人の生き方そのものが表われるような気がします。

どんなにきれいな顔立ちでも、気をつかっているかいないかで印象はガラリと変わるものです。

ですから、見た目に無頓着でいては、せっかくの出会 いを無駄にしてしまうこともあるかもしれません。

 

今日から徹底的に自分の「顔チェック」をしてみましょう。

顔のパーツがどう並んでいて、どんなときにどんなふうに変化するのか。

一番美しいのは、どんな感情を抱いたときなのか。

逆に一番醜いのはどんなときなのか 。

笑っているとき、怒っているとき、無表情のとき、誰かをほんやりと思い浮かべたとき、楽しそうにしゃべっているとき、くつろいでいるとき 日々、あなたの顔にはいくつもの個性が出ているのです。

 

徹底的に「顔チェック」をすると、きっと今まで気づかなかった魅力や欠点を発見するでしょう。

魅力は武器として生かし、欠点は直しましょう。

自分はこうだからこれ以上変えられない、と思い込んでしまったら進歩はありません。

人は次から次へと生まれ変わっていくのです。

 

自分の「嫌いな顔」、「好きな顔」を知る

自分の顔つきや表情をチェックしたら、今度は「自分の顔の好きなと見こ ろ」を探してみましょう。

左の横顔は好き。

うつむいたときのあごの形が好き。

右手で髪をかきあげたときの目の表情が好き

というふうに、いくつも見つけてみましょう。

なんだかナルシストみたいと恥ずかしがらないでください。

自分を知ることで、新たな自分をつくるヒントを発見できるのです。

次は「自分の顔の嫌いなところ」を探してください。

右の横顔は妙にとが違っている。

唇の厚さがちょっと気になる、眉毛が太い、こちらもたくさんあるかもしれません。

でも、いいのです。

その嫌いなところが自分だけのチャームポイントになることが多々あるのです。

たとえば、今まではよくしゃべっていた人がちょっと口数を減らしてみると、なぜか唇の厚さが目立たなくなったりします。

思慮深い女性だという印象を与えられます。

 

ほんの些細な変化で、人間の表情は驚くほど変化するのです。

顔の右側が嫌いなら、人と向かい合うときに自分の座る角度を調節すればいいのです。

それだけで、自分が欠点だと思っているところをカバーできるでしょう。

もっといいのは、その嫌いな右の顔を好きになれるように努力することです。

どんな表情をすれば魅力的になるのか考えてみましょう。

手だては必ずあるはずです。

 

いかがですか。

自分の顔に興味が出てきませんか?

きれいになりたいとか魅力的になりたいとか、あれこれ望んで買いるにもかかわらず、今まで自分の顔について無知だったことに気づくでしょう。

そして、一日三分間でいいので、鏡を見ながらおしゃべりしましょう。

「私の鼻は嫌いだけど目は好き」「笑顔が魅力的だけど、ときどき眉をしかめるのは欠点」などなど。

そして、「私は輝いている」という一言を、必ず添えてください。

私は輝いている、と鏡に向かってくり返し、自己暗示をかけまし ょう。

それをできれば一日数回、毎日続けていると、あなたは必ず変わってきます。

一カ月後のあなたは間違いなく輝いているでしょう。