「弛緩性便秘 (しかんせいべんぴ) 」は食物繊維不足の食事が原因です。

弛緩性便秘は、大腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)腸が波打つように動いて便を送り出す働き)が低下することにより、大腸内の糞便通過時間が長くなり、水分が多く吸収された結果、便が固くなって引き起こされます。特に、高齢者や、やせ形の女性、長期臥床(がしょう)者(寝たきりやベッドで過ごすことが多い人)などでよくみられます。

そして、弛緩性便秘の治し方は、機械的に刺激を与えて、腸の螺動運動を高めることが大事です。

それには、1回の食事ごとに必ず食物繊維のものを加え、一日の食物繊維の摂取量を少なくとも20g以上にすることです。

 

便秘の人の食事を調べてみますと、1日の食物繊維量が10gに満たない人が多いものです。

たとえば、ある女性の1日の食物繊維摂取量を計算してみますと、

◆ 朝食 牛乳、卵、トースト・・・食物繊維1.6g

◆ 昼食 うどん・・・食物繊維1.0g

◆ おやつ・・・紅茶、カスタードプリン・・・食物繊維0g

◆ 夕食 ご飯(白米)、わかめのみそ汁、とんかつ(キャベッ、トマト添え)・・・食物繊維35g

一日の食物繊維がわずか6.1gですから、当然、便秘を招きます。

一日に20g以上の食物繊維をとるには、野菜や果物の他に海藻やきのこ、豆類、雑穀などを工夫してとるようにしなくては、なかなか追いつきません。

というのも、野菜、いも類を合わせて500gとったとして、食物繊維は約7~10gに過ぎません。

効率よく食物繊維をとるには、野菜からだけではなく、主食をもっと食物繊維量の多いものに変えてみましょう。

白米より食物繊維の多い押し麦や雑殺、玄米を混ぜてご飯を炊く、あるいは豆ご飯、歴芽パン、ライ麦パンなどの常食を心がけてください。

また、油料理をほとんどとらない場合も、便秘になります。

脂肪は腸内の老廃物のすべりをよくし、排便を促します。

鮮度のよい植物油を1日大さじ一杯ぐらいはとってください。

以上のような食事面に注意を払い、食事時間があまり不規則にならないように生活のリズムを整え、自然な排便の習慣をつけていきましょう。

なお、最近人気の「機能性ヨーグルト」には、さまざまな型の乳酸菌があります。

いろいろ試して、自分の体に合ったものを探して常食するようにしましょう。

腸が健全に機能するようになると、体質も改善していきます。

 

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