朝、起きがけのコップ一杯の水が心筋梗塞や脳梗塞を防ぎあなたの命を守ります。
朝、起きたとき、コップ一杯の水を飲む意味は大きいのです。
その理由は、コップ一杯の水は命にかかわるからです。
普通、早朝には人は体の水分が減少し、脱水状態寸前になっています。
自分では分からなくても寝ている間にかなりの汗をかいているし、朝は老廃物を含んだ尿を排池します。
そのため、一日中でもっとも体の水分が少なくなっているのです。
人体の成分のうち最大のものは水分です。
この水分は、体のいろいろな機能を働かすために大きな力をもっています。
早朝の状態は、この水分が体内に限界すれすれの状態に近く、とくに血液中の水分が減少しています。
水分が減少することは、血液の中の水分含量も低下するということです。
その結果、血液は粘性を高めます。
粘っこくなった血液は、流れが悪くなるだけでなく、もし血管に細いところがあれば、そこに固まりとなって詰まり、いわゆる血栓を生じます。
これが心筋梗塞や脳梗塞などの原因となるのです。
心筋梗塞の発生時刻は午前四時から午前十時の間に集中しているといいます。
その理由は、血液中の水分が減少し、血液が粘っているためだとされています。
そこでこれを避けるには、とりあえず、コップ一杯の水を飲んで血液を薄めることが大きな力をもつわけなのです。
朝、一杯の水を飲めば、すぐに体内に吸収され、血液が薄まって、粘っこさがなくなります。
その結果、血栓ができ、心筋梗塞などを起こすおそれが大幅に減少するというわけです。
起きがけでなくても、早朝にふと目ざめてトイレにいって排尿した場合も、やはりコップ一杯の水を補給しておくことが必要です。
水の刺激は鎮静作用があるから、そのまま目がさめてしまうこともなく、再び十分に睡眠をとることができます。
したがって、朝起きたときの感じも爽快なのです。
たったコップ一杯の水とはいうものの、自分の命にとって非常に大切な水。
だからできるだけおいしく飲みたいところだが、この朝の一杯の水は冷たく爽やかな水であることが望ましでしょう。
そのためには冷蔵庫で冷やしておくのもおすすめです。
朝食前にジョギングする人も、行動する前に、まずコップ一杯の水を飲むことが何より大切なのです。
この際は、オレンジジュースにしたり、ハチミツを水に溶いたものを飲むなど、糖分の補給も忘れてはいけません。
その理由は、次のようなことによります。
朝食前は、血液の中の糖分が極端に減少しているたのめ、その状態でジョギングすると、燃焼する糖分がないので、体脂肪が血液の中にどんどん出てきます。
血液中の脂肪が増加すると血液が粘り血栓を生じやすくなります。
これを防止するために、燃料の糖と水分を補給するとよいのです。
