更年期を迎えたTさん(50代の女性)

 

『暑くもないのにやたらと汗が出て困っていました。汗が出たあとは、ワキの臭いが強くなっています。』

と悩んでいました。

これは、のぼせや冷えといった代表的な更年期の症状と並んで、全身に汗をびっしょりかく”ホットフラッシュ”という症状です。

更年期になると、女性ホルモンの分泌が低下します。

 

もともと体のバランスを整えている女性ホルモンが急に少なくなるため、自立神経の働きがうまく機能せず、さまざまな体調不良となってあらわれます。

自律神経とは、自分の意思とは関係なく、心臓を動かし、血液を循環させたり、体温などの体の機能を調節する働きをもっています。

ですから、突然動悸がしたり、気候に関係なく突然、体が熱くなって、汗がドッと出たりするのもそのためです。

 

Tさんの場合も更年期の影響で体温調節がうまくできなくなっていたのでしょう。

とくに、更年期障害の汗は、ベタベタしているといいます。

これは、アンモニアなどの臭い物質を多く含むため、汗が蒸発されず、ベタベタが体にまとわりつくからです。

それも体温調節を難しくしていたかもしれません。

そして、時間がたつと嫌な臭いに変わっていくのです。

Kさんは、何かいい方法はないかと思案していた所、インターネットで、枝豆とビールの組み合わせが、更年期障害の改善にもいいと知ったそうです。

 

更年期障害の効果的な治療のひとつに『女性ホルモンを補う』というものがあります。

枝豆のイソフラボンとビールのホップに含まれるイソフルロンは、どちらも女性ホルモンとよく似た働きをして、不足する女性ホルモンを補うのだというのです。

お酒の中でもビールが好きだったTさんは、夫が晩酌をするときは、それに付き合って、枝豆をつまみにビールを飲むようになったそうです。

そんなことを始めてからは、徐々に”ホットフラッシュ”が起こることも減っていき、汗の臭いに悩むことが減ったそうです。

原因を取り除くことで、しっかり結果も出た良い例といえるでしょう。

 

もし、あなたがこういった症状で臭いを気にされているようでしたら、夫とさりげなくいっしょに晩酌をしてみてはいかがでしょうか?

また、予防としてもいいと思いますので実行してみましょう!