視力を守る目に良い栄養素の選び方と食事の摂り方
朝、新聞を読んでいて、いやに目から離している自分にふと気がつき、ついに老眼がはじまったか、と、わびしい気持ちになったという嘆きを、耳にしたことはありませんか。
老化というものは、まず目や歯にくるのが一般的なようです。
さて、目の老化とは、目の中のレンズの役をする水晶体がこわばって、自由に厚さを調節することができなくなる状態です。
目に問題のない人が、目から50センチ離さないと字が読めなくなった場合は老眼鏡が必要といえるでしょう。
自分の肉体の老化を悟るということは、あまり気分のよいものではありませんが、しかし、体の状態を正しく把握しておくことは大事です。
たとえば、老眼になりつつあるときに、非常に目を酷使したり、直射日光を長時間浴びたり、肉体や精神疲労が重なったりすると、急激に視力が衰えたり、白内障を招く場合もあるので注意してください。
乗り物の中で細かい字を読んだり、照明の悪い状態で長時間の読み書きをしたり、パソコンなどの長時間使用や携帯ゲーム、ネットでのゲームは目を酷使します。
また、睡眠不足や過労も目の老化を早めます。
日の老化をできるだけ遅らせるためには、日をいたわる生活を心がけると同時に、目に大切な栄養分を充分とることです。
目次
土用のうなぎが目にもよく効く理由とは?
「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣は、江戸時代の科学者、戯作者である平賀源内が、はやらないうなぎ屋のために宣伝文句として、丑のうとうなぎのうを合わせ、「本日・土用の丑の日」と書いたことが起こりとされています。
事の起こりは宣伝からとはいえ、暑い盛りに、積極的にうなぎを食べることは、理にかなっています。
夏は、そばやそうめん、冷麦といったあっさりしたものになりがちなので、ときには体の抵抗力を高めるビタミンAの豊富なうなぎを食べて、体力を養うことは、夏バテ防止に大いによいことです。
また、Aは目にいちばん大切なビタミンですから、目の老化予防のためにもよい食品です。
A不足から、暗いところでものが見えない「夜盲症(とり目)」になることは周知のことですが、そこまではならなくても、その一歩手前の状態の人が意外に多くいます。
一歩手前の状態は、たとえば照りつける太陽のもとから室内に入ったとき、一瞬何も見えなくなったり、目が慣れて見えるようになるまで、かなり時間がかかる状態です。
このような場合は、2~3日続けてうなぎをとるのもよいでしょう。
そして『うなぎのきも』を合わせてとると、より効果があります。
きもにはうなぎの身の2倍のAが含まれています。
緑黄色野菜も目に良い食材!ごま和えやソテーにして食べては?
さて、うなぎが目にいいからといって、毎日食べるわけにはいきません。
うなぎは高カロリー、高タンパク質、高脂肪で高コレステロールの魚ですから、とりすぎると肥満や脂質異常症にもつながります。
そこで、うなぎばかりでなく、にんじんやあしたば、小松菜、春菊、ほうれん草、かほちゃ、パセリ、にら、ブロッコリーなどの緑黄色野菜からもビタミンAを補給してください。
これらの野菜には、カロテンがあり、体の中でAと同じ働きをします。
カロテンは油脂と一緒にとることによって、吸収や働きがよくなるので、緑黄色野菜の天ぷらや、ソテー、シチュー、ごま和え、おひたしにオリーブ油をかけたものなど、目の健康保持に召し上がってほしい料理です。
目に必要な栄養素はビタミンAだけでない!他に必要な栄養素も補給すること
とくに視神経の働きを強めるには、ビタミンB1、B2が大切。
また、B1やB2不足から目のまわりがかぶれたり、ものもらいができる場合もあります。
ビタミンCは白内障の予防に大切なビタミンですし、カルシウムや B1が不足すると仮性近視(日の調節機能の乱れによる一時的な近視)を促進させることもあります。
B1、B2は豆類、胚芽、押し麦、種実類、雑穀類から、Cは生野菜、野菜と果物の生ジュース、菜っ葉類のおひたし、柑橘類から、カルシウムは、小魚、ごま、海藻などからとってください。
乳製品などに含まれている乳酸カルシウムは吸収されやすいので、乳製品を適度にとることも必要です。
ただし、これらに含まれている乳脂肪は太りやすく、また血中脂肪濃度を高めるので、自分の体の状態によって低脂肪の牛乳や、ヨーグルト、カッテージチーズなどを選んでください。
近年ブルーベリーが視力をアップさせるということで話題
ブルーベリーの紫色の色素は、強力な抗酸化物質であるアントシアニン系の化合物。
この成分には、目の網膜にある微細な血管を保護したり、網膜の再合成機能を高める働きがあり、疲れ目やかすみ目を改善したり、視力機能を向上させる他、うす明かりの中でも、物がよく見えるようになる作用もあるといわれています。
目の前にゴミや虫などが飛んでいるように見える、飛敗症(ひぷんしよう)、の改善にも、ブルーベリーのサプリメントは効果があるというデータもあります。
また最近注目されているのが、植物の色素成分カロテノイドの一種、ルテインです。
ルテインはもともと人の網膜全体と水晶体にも存在し、強い抗酸化作用によって紫外線などの有害な光線から発生した活性酸素を除去し、目の健康を保つ働きをしているといわれています。
しかし、体内では合成できない成分であるため、目の酷使によって消耗した分は食品から補う必要があります。
ルテインが多く含まれているのは、ほうれん草、小松菜、春菊、ブロッコリー、レタス、グリーンピース、芽キャベッ、かぼちゃ、クレソンなど緑色の野菜。
ルテインは油と一緒にとったほうが吸収がよいので、菜っ葉類を、ごま、くるみ、落花生、松の実などの種実類で和えた料理は、目を老化から守る心強い食べ物といえます。
さて、以上のようなものが目に大切な栄養ですが、まずは体全体の健康を考え、そのうえで目に大切なビタミン、ミネラルの多い食事をすることが大事です。
食生活以外の注意としては、朝晩流水で目をよく洗い、目のまわりを強く押し、パッと離すというマッサージを行なうことも、目の老化防止に効果があります。
新聞や雑誌でも話題!【アサイーベリー】
テレビやラジオ、雑誌などでも取り上げられることの 多くなった話題の「アサイーベリー(アサイベリー)」 その人気の理由はアサイーベリー(アサイベリー)の 優れた栄養にあります。
・アントシアニンはブルーベリーの約5倍
・食物繊維はごぼうの約3倍 ・カルシウムは牛乳の約2倍
・ビタミンCはレモンの約3倍
・リンはバナナの約4倍
・鉄分はレバーの約5倍
・ポリフェノールは赤ワインの約30倍
★目に良い成分アントシアニンが豊富
・スマホやパソコンなどをよく使われる方
・新聞などの文字が読みづらい方
・夕方の運転や長時間運転がキツイとお悩みの方
・細かい作業をすることが多い方
・目の老化を少しでも緩やかにしたい方
・輝く美しい瞳をキープしたい方
★アンチエイジングに必要なポリフェノールが豊富なので
・いつまでも若々しくありたい方
・シミ、シワが気になる方
★鉄分が豊富なので
・体力の回復を早めたい方
・特に鉄分が気になる女性の方に