スキンケアに一番必要なもの、それは「保湿」です。
まずはよくある誤解から。
皆さんの中で、「保湿化粧水」と呼ばれるものを使って、「あー、肌に浸透しているわ~、潤っているわ~」と思っている人。
特に化粧水のパックをすることで、保湿はバッチリと思っている人。
残念ながら、間違っています。
そもそも保湿の目的をご存じですか?
肌に水分を補給するためと考えている人が多いようですが、本当は、読んで字のごとく肌に存在する水分を保つため。
肌の水分は体の中から湧き上がってくるものなので、スキンケアで補給できる水分はごく表面的なもの(キメを整える程度)なのです。
正しいお手入れを行わないと、保湿の役割を担う肌バリア機能が弱くなり、その結果、乾燥、シワ、たるみなど、さまざまなトラブルが起こります。
保湿のバリア機能を保つお手入れ法とは、洗いすぎない、角質を落としすぎない、の2点です。
その2点を守ったうえで、基礎化粧品で行う大事なことは、潤い成分でキメを整え、その後、水分を肌に留めておく成分を補うことです。
潤いに必要な成分は、すでに体内にある保湿成分「ヒアルロン酸」が一番有効だと思われます。
そして、水分が蒸発しないように肌に留めておくには「セラミド」が効果的です。
その上に「シアバター」や「オリーブ油」などの油分で油膜を張れば、ダブルの効果で水分の蒸発を防いでくれるでしょう。
スキンケア以外にできること、それはこまめな水分補給です。
人間の体はそのほとんどが水で構成されています。
筋肉の75%、血液の95%、そして脂肪や骨でさえもその15~20%が水だといわれています。
肌の水分は体内から湧き上がってくるものなので、体が水分不足では肌も確実に乾燥してしまいます。
人間の体に存在する60兆個の細胞が必要とする水は、1時間に100~200ミリリットルといわれています。
これ以上の量を補給しても尿として出てしまうので、こまめな水分補給が必要です。
カフェインを含むお茶やコーヒーなどでの水分補給は意味がありません(カフェインには利尿作用があり、体内の水分とともに、必要なミネラルも排出してしまいます)。
保湿とは、水分補給ではなく、水分を保つこと。
スキンケアで、肌のキメを整え、水分の蒸発を防ぎましょう。
そのためには、肌の水分を保つための必要成分を補うことが大事。
肌のキメを整えるにはヒアルロン酸、保湿にはセラミド、蒸発を防ぐにはシアバターなどが有効。
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