ささやかな生活の見直しが、頭痛を遠ざけ、軽くする!
日頃なにげない生活をしている中、意外とできていないことで頭痛を起こす要因があります。
特に生活習慣で起こる片頭痛や緊張型頭痛は、よくなりやすい頭痛です。
ならば、その要因に注意すればよい!
次の頭痛の発症を予防するための要素を挙げてみます。
目次
頭痛の予防方法①月経周期を把握する
対象頭痛:片頭痛
女性ホルモンのひとつ、エストロゲンは、血管の緊張を調節する。
片頭痛持ちの女性の半数は月経開始1~2日前から4日目ぐらいに痛みを訴えることが多いが、これはエストロゲンが激減している時期。
この時にストレスが高まるような行動を予定しないように。
頭痛の予防方法②パソコンの位置を目線より下げる
対象頭痛:片頭痛・緊張型頭痛
パソコン操作時には適切な姿勢を心がける。
それには、 腿に対し上体が約115度。
つまり、 微かに後傾する。
上腕と前腕は90度かそれ以上開く。
視線は水平から20度下げた状態で。
このときにラクに見える高さにモニターを40~70cm先に設置するのがコツだ。
頭痛の予防方法②冷却シートを当てる
対象頭痛:片頭痛・緊張型頭痛
片頭痛の中心はこめかみから目にかけての領域。
ここに消炎鎮痛剤の湿布を貼ってもいいが、冷たいタオルや冷却シートを当てるだけでも、痛みが軽くなることはある。
片頭痛持ちの人は、いつ痛み始めても大丈夫なように、冷蔵庫にストックをしておくといいだろう。
頭痛の予防方法③規則正しく眠る
対象頭痛:片頭痛・緊張型頭痛
睡眠不足は片頭痛の発作の呼び水になる。
最低限の睡眠時間は薬の代わりと考えて死守しよう。
不足を解消できず、週末に寝だめを試みると、原因は不明ながら、 片頭痛を招きかねない。
平日の睡眠不足は30分以内の昼寝で補おう。
なお、 硬い枕も頭痛の一因!
頭痛の予防方法④ぬるめのお湯に入る
対象頭痛:緊張型頭痛
片頭痛の人はシャワーで我慢。
緊張型頭痛の人は、38~40度ほどのぬるめのお湯にゆっくりつかって、凝りとストレスを解きほぐすのがいい。
長湯をしたければ半身浴で。
高温の湯につかると、交感神経を刺激することになり、目は冴え、緊張状態になって逆効果!
頭痛の予防方法⑤風呂をやめてシャワーにする
対象頭痛:片頭痛
血管の拡張を伴う片頭痛の人が、まさに痛む時間に温かな湯を張った浴槽でリラックスしたら、さらに血管が拡張し、痛みはいっそう募ることだろう。
どうしても入浴したければ、痛む間だけはシャワーに切り替えよう。
ただし、これも温まりすぎないよう手早く!
頭痛の予防方法⑥ストレス解消法を持つ
対象頭痛:片頭痛・緊張型頭痛
緊張型頭痛の大敵はストレス。
片頭痛の大敵は、溜め込んだストレスから解放された瞬間の血管の急激な拡張。
考えてみると、そもそもストレスを溜め込むからいけないのだ。
日々ちまちまと小出しにすべし。
とはいえ、犬嫌いが犬を飼えばストレスはさらに募るが。
頭痛の予防方法⑦朝食を食べる
対象頭痛:片頭痛・緊張型頭痛
朝のカラダは軽経い低血糖状態。
睡眠中に体内の糖を消費したからだ。
なのに、頭痛持ちの人が朝食を抜くと、脳のエネルギー源である糖を補給できないから、頭痛の誘発につながる。
何を食べるべきか考えるよりも、何でもいいからまず食べる。
それが予防への第一歩だ。
頭痛の予防方法⑧蒸しタオルを首肩に当てる
対象頭痛:緊張型頭痛
緊張型頭痛の人は首筋、 肩口に強い筋肉の収縮を伴うことが多い。
運動や入浴でほぐすのもいいが、単なる蒸しタオルでじんわりいくのもいいものだ。
美容室でシャンプーの後、首の後ろに熱々タオルの快楽はご存じのはず。
あれに優るものがありますか?
頭痛の予防方法⑨アルコールを控える
対象頭痛:片頭痛・緊張型頭痛
群発頭痛の人は発作時には一滴でもやめておく!
片頭痛の人も避けよう。
アルコールは血管をいっそう拡張するから。
微妙なのは緊張型頭痛だ。
飲んで、緊張が緩んで、血管が拡張すると、痛みが軽くなる可能性もあるからだ。
だが、度を越せば二日酔いの頭痛です。
ちょっとした油断で頭痛の引き金を引いてしまうことがある。
例えば、急激な温度変化は頭痛の一因。
厳冬の時期に、暖かな室内から急に屋外へ出るなど、寒暖の差が大きくなると、自律神経系に影響が出てそれが頭痛の呼び水になります。
特に注意したいのは季節の変わり目の急に寒くなったり、暖かくなったりしたときです。
朝ごはん抜きや低血糖もよくない。
3食をしっかり摂ることは、頭痛予防のうえでも大事です。
それを裏付ける話としてよく引き合いに出されるのが、イスラム教徒やユダヤ教徒の人たちのことです。
彼らはある時期に断食を行いますが、その期間には頭痛が増え、断食が終わって食事を始めると治まるそうです。
運動習慣を持つことは大切だが、テニスや水泳を楽しむたびに、後で頭痛に悩まされる人もいる。
自分に適した強度と時間に抑えましょう。
ウォーキングなどの有酸素運動は、片頭痛と関係が深いセロトニン神経を鍛える可能性があって、片頭痛の人にお勧めです。