梅毒は感染症であり、ほとんどの感染は性的行為、すなわちセックスをしたことで感染が広がります。

そして同じ感染経路を持つHIVやクラミジアと同時感染することもある、とても厄介な病気でもあるのです。

発見が遅れれば 遅れるほど同時感染のリスクが高まり、治療が難しくなります。

この厄介な病気が、近年若い女性を中心に増えていることが話題になっていることを、ご存じの方もおられると思います。

 

海毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。

原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ようばい)ヤマモモに似ていることに由来します。

感染すると数週間の潜伏期間を経てから、全身症状を引き起こします。

初期は症状が軽度なため、発見が遅れることもありますが、早くに治療を開始できれば治すことができます。

逆に早期に治療を行わないと症状が悪化し、大動脈痛、髄膜炎や神経障害(神経梅毒)などが生じて命にかかわる重篤な状態になる場合もあるので要注意です。

 

梅毒は大人に限った病気ではなく、母体が感染していると胎児も感染してしまい先天梅毒と呼ばれる症状が出現することもあります。

日本の患者数は減少傾向が続いていましたが、ここ近年より急激に増加傾向に転じています。

 

梅毒には第1期と第2期があります。

第1期は感染後3カ月くらいまでの期間で、性器の硬いシコリ(初期硬結·硬性下府)、びらん、潰鶏、リンパ節の腫れなどが見られます。

第2期は感染後3カ月以降の期間で、顔や手足などに1~2センチ大の淡く赤い斑点ができ、しばらくすると自然に消えますが、また小豆大からエンドウ豆大の赤褐色や赤銅色の盛り上がりが体のあちこちにできるのです。

 

問題は多くの場合、こうした症状が初期症状まで、なかなか出てこないことです。

そのせいで、かつては症状を自覚したときには神経や血管に炎症が起きていたり、ゴムのような硬さの皮膚結節ができたりして初めて気がついた、ということも珍しくはありませんでした。

今は治療法が発達したのでそのようなケースを見ることはまずありませんが、梅毒の発見が遅れれば遅れるほど、治療に時間がかかります。

その間、感染に気がつかず、セックスパートナーにうつしていたというケースもよくありました。

 

梅毒が厄介なのは、感染機会から 3週間以内だと正確な判断ができないことです。

たとえそのとき陰性でももう一度その 3週間後に検査して陽性か陰性かを確認する必要があります。

感染から3~6週間というと、結構長い。

そんなに時間がたってから検査を受けに行く人は現実には少ないため、梅毒は見逃されてしまいやすいのです。

 

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