かわいいわがままが言える女性
「女性のわがまま、大歓迎」と男性は思っています。
もちろん好ましいと思っている女性に限った話ですが、好きな女性からわがままを言われたら、男性はうれしくなってしまうものです。
たとえば、「もっと一緒にいられる時間がほしい」とか、「なかなか予約ができないあのお店に、連れて行ってほしい」とか。
少々の無理をしてでもなんとかそのわがままを叶えてあげたい、とがんばってしまうのです。
男というのは、わがままを言われると、それだけ自分が頼られている証拠だと思うのです。
わがままを小さな声でそっとささやかれたりすると、その謙虚な姿がとてもかわいらしく見えてしまうのです。
男として愛する女性、好きな女性の望みを実現させたい、と踏んばるのは当然のことなのです。
女性から無理難題をふっかけられたり、わがままを言われたりするのは、むしろうれしいことでもあるのです。
ただしそこには、「ある反応」がどうしても必要です。
わがままを叶えてあげたら、うれしい笑顔を見せてほしいのです。
心から喜んでいる笑顔を見せてほしいのです。
こんなにしてもらって、本当にうれしい、わたしのわがままをきいてくれて本当に感謝しています、という笑顔と言葉。
それが絶対に必要なのです。
相手のやることなすことすべてが「当たり前」で、単なる日常のひとコマになってしまい、相手を見ようとさえしなくなっている女性がいかに多いことか。
それはあまりにも哀しいことです。
感動する心を失ってしまったということだからです。
女性の美しさは、メイクや髪型や着ている服やスタイルで培われるものではありません。
それはあくまでも補足的なものです。
女性の本来の美しさは、どのぐら、い感動してきたかによる、と思っています。
感動する心、それが女性の美しさの源なのです。
すばらしい映画を観たときに自然とこみあげてくる涙。
電車の中でお年寄りに席を譲る人を見たときのうれしさ。
ビルとビルの隙間に一輪の花を見つけて、ふっと心なごむ気持ち。
この世の中には、まだまだ心を揺り動かされる感動のシーンがあふれています。
そういう風景や人の優しさに気づかなくなったら、もうその女性は老化の道に踏み込んでいる、と思ってください。
脅しではありません。
男性だって同じです。人間という生き物は、感動する心によってその皮膚も瞳も輝いていくのです。
あなたが愛する彼にどんなわがままを言ってもかまわないでしょう。
実現できるかできないかはわかりませんが、彼があなたの願いを一生懸命に叶えようとしてくれていることがわかったら、心から感謝して、笑顔でお返ししてほしいのです。
男は女性の「うれしい笑顔」を待っている
人は一人で生きているわけではありません。
あの人やこの人と一緒に日々を過ごしているのです。
その一人ひとりが感動する心を持ったら、どんなに素敵な世の中になるだろうと思いませんか?
残念ながら、まだこの世の中には、感動してうれしい笑顔を素直に見せることのできる人は少ないようです。
うれしいときには喜ぶ、哀しいときには哀しむ、腹が立ったときには怒る、そんな単純なことなのに、それができない人が意外に多いのです。
感情を言葉にしなくてもいいのです。
うれしい笑顔は百の言葉を語るのと同じくらいの効果があります。
もちろん、うれしいとか、ありがとうとか、寂しいとか口に出して言うことも重要です。
もしあなたが彼に対して怒りたいことがあれば、そのときもはっきり怒った顔を見せればいいのです。
そして、怒っていると言えばいいのです。何に対して怒っているのかも、ついでに言っておきましょう。
いつも何かに感動していると、心はつねに敏感に揺れ動きます。
そしてその心の動きが、皮膚や、瞳や、身体全体をキラキラ輝かせるのです。
彼にわがままをいっぱい言ってしまいましょう。
それを叶えようときっと彼は必死になって努力してくれるでしょう。
その姿を見たら、叶う前であっても、うれしそうな笑顔を見せてあげてください。
彼はもちろん、そのことであなた自身も輝きを得ているのです。