「空気が乾燥しているから」といって、お顔にミストをシュッシュとかけている人「ちょっと待って」なのです。

それは、その次に起こることが想像できるから。

 

お肌にかかった水分はどうなりますか?

まもなく蒸発するでしょう?

蒸発するときには気化熱というのが発生します。

気化熱が起きるときに、もともとお肌の角質層にあった水分まで連れていってしまいますから、さらに乾燥が進むのです。

 

ここで、「保水」と「保湿」の違いについて説明しておきます。

「保水」は角質層の内部に水分をとり込んで保つことを意味します。

それに対し、「保湿」はすでに潤っているお肌にふたをして、水分を逃げないようにすることです。

「お肌が乾燥するからミストをかける」ときには、すでに皮脂バリアーが壊れてしまってふたがなくなった状態、角質層内部の水分が蒸発し始めているのです。

そんなときには角質層にたつぷり水分を与えて保水すること。

そして、すぐにクリームを塗ってしまうのではなく、自然な皮脂分泌を待って保湿するべきですね。

段のスキンケアに時間をかけず、メイクした後でミストをシュッシュしても、本末転倒なのです。

毎日の洗顔後にひと手間かけるだけでお肌は見違えます。