セックスにおいて、意外に興味のある行為で夫婦やカップル同士でアナル(お尻の穴)を使った性交をする人は少なくありません。
このアナルセックスは男女双方共にリスクの高い行為にあたります。
性交する場合は、お互い了解のもと正しい知識で行うことが必要です。
アナルセックスは非常にリスクが高い性行為なので、極力しないに限ります。
AVの真似をして安易にアナルに挿入するのは、直腸を痛める可能性がありキケンです。
以外に10人中3人はアナルセックスを経験している報告があります。
アナルセックスで注意しておきたい事項があります。
目次
アナルセックスにはコンドームが必須アイテムです
妊娠する心配がないからとコンドームを装着せずに行うことが多いですが、これは非常に危険です。
挿入する人の方にも危険はあるのです。
直腸内は性病の原因となる微生物がたくさん生息している部位であるため、コンドームを使用せずに挿入してしまうと尿道から病原菌が侵入する可能性もあります。
HIVなどの性感染症感染のリスクが大きい!かなり危険
直腸は細胞層が1層しかない単層円柱上皮細胞という膜でできており、とても弱く出血しやすい構造となっています。
膣とは違い分泌液がとても少ないため、セックス時にすべりが悪いことから摩擦が起きやすく、それにより出血しやすいため、血液感染のリスクも高くなります。
直腸の中には一般的な性病の菌やウイルス以外にも、A、B、E型肝炎ウイルスや赤痢アメーバが大量に繁殖しているので、非常に危険な性行為です。
HIVは感染力の弱いウイルスなのですが、直腸内で射精した場合は感染の確率がグンと高まるのが特徴。
感染経路でもっとも多いのはHIV感染者とのアナルセックスによるもの
HIVもC型肝炎ウイルス(HCV)も、コンドームなしのアナルセックスをおこなうとリスクが上がりますし、淋菌やクラミジアが肛門感染すると、ときに難治性になることもあります。
アナルセックス後にキスや膣に挿入はお互い病気のリスクになりやすい!
通常のセックスと同様にアナルセックスもコンドームを使用することは基本ですがが、もうひとつ注意点があります。
それは、たとえコンドームを使用していても、アナルに入れた後にそのまま膣に入れないようにしましょう!
一度アナルに挿入したコンドームは肛門と直腸のバクテリアが100%付着しています。
そのコンドームで膣に挿入したら、膣の粘膜を介して感染症を引き起こす危険性があります。
リミングにおける性行為で性感染症にも!
リミングとは性行為の1つで、相手のアナルを口や舌で愛撫することを言います。
アニリングスとも呼ばれます。
肛門やその周辺を舐める行為なので雑菌等が入りやすく、性病だけでなく赤痢アメーバやA型肝炎への感染確率も高くなります。
まとめ
アナルセックスは雑菌におけるリスクが伴う性行為です。
男性がアナルを舐めた口でキスをされるのも、男性の性器がアナルに挿入したあと、女性の膣に挿入するなど、こういった行為は用心です。
男性の欲望で知識もなく興味深々で行為をして、後で大変なことになる前に、できるかぎりアナルセックスはしないように心がけたいものです。
もし、アナルセックスをするのであれば、しっかり考えた行為を楽しみましょう。