「女の若々しさ」に欠かせない力
「ホルモン力」女性を若々しく、いきいきさせるのには欠かせない「力」です!!
目次
若さや美しさを保つために必要なホルモンはどんどん減っていく
ホルモンは、脳内や卵巣などの内分泌腺(ホルモンを分泌する器官)でつくられ、体の成長や働きを指示・調節する微量な物質の総称です。
その数は100種類以上あるとされ、体温を調節したり血液の流れを調節したりします。
血管を通して分泌されます。
肌がハリや弾力を失うといった老化現象は、ホルモンの分泌量が減ってしまうことが、大きくかかわっています。
生命にかかわるホルモンは、体のさまざまな器官から必要に応じてそのつど分泌されます。
しかし、若さや美しさを保つために必要なホルモンは、30歳をピークにどんどん分泌量が減っていきます。
その結果、肌からは、みずみずしさが消え、弾力もなくなって、たるみが出てきます。
若さや美しさに必要な5つのホルモン力
ここでは、とくに若さや美しさに欠かせない五つのホルモンをとり上げます。
「女性ホルモン」「男性ホルモン」「成長ホルモン」「メラトニン」「DHEA」の五つです。
女性ホルモンは、女性の心と体全体にかかわっており、「女性らしさ」のもとになるホルモンです。
卵巣から分泌されます。
男性ホルモンは、基礎代謝力を高めるのに欠かせない筋肉をつくるホルモンなので、「太らない体」「歳をとらない体」づくりの決め手になります。
女性の場合は腎臓の上にある副腎や脂肪組織から分泌されます。
成長ホルモンは、肌のハリやツヤをコントロールするホルモンです。
脳下垂体から分泌されます。
メラトニンは、睡眠にかかわる重要なホルモン。
脳の松果体と呼ばれるところから分泌されます。
そしてDHEAは、代表的な若返りホルモンです。
男性ホルモンと同様に副腎から分泌されます。
これらのホルモンがふんだんに分泌される体は、老いを知らない「ずっと若い体」なのです。
じつは、そんな体になるのは、さほどむずかしいことではありません。
食事、運動、睡眠の習慣をちょっと変えてみるだけです。
3週間も続ければ、確実な変化を実感できるでしょう。
若さのホルモン力を妨げる4つの悪い習慣
反対に、ホルモン力を妨げる四つの悪習慣というのも、あります。
一つは、ストレス。
細かいことを気にする人、すぐにクヨクヨしがちな人は、ホルモン分泌が低下しているはずです。
少し自分を見つめ直して、じょうずにストレス発散する方法を考えてみてください。
二つめは、太りすぎ、およびやせすぎ。
太っている人は、無理なく脂肪を落としていきましょう。
ただし、ストレスになる厳しい食事制限やトレーニングは禁物です。
やせている人は、筋肉を鍛えながら健康的に増量することです。
三つめは、激しい運動。
筋肉を鍛えれば基礎代謝調力は高まりますが、体を酷使するようなハードな運動はホルモン分泌を低下させ、かえって若返りの障害になります。
そしてなんと言ってもホルモン力の害になるのは、四つめの喫煙です。
タバコを吸うと血管が収縮し、血液が体のすみずみまで行き渡らなくなります。
これはホルモンが行き渡らないということ。
しかもタバコに含まれるニコチンの影響で体内の悪玉コレステロールが増え、中性脂肪が増加します。
喫煙する方は、タパコは太るもとでもあるのです。
「タバコ1本でホルモン力が下がり、脂肪が増える」と思って、すぐにやめましょう。