アナルセックスは危険?
男性や女性でのちょっとしたアブノーマル的なセックスを考えている人も少なくはありません。
特に生理中に男性に欲求を満たすために仕方なくアナルセックスを考える女性もいます。
実はアナルセックスは非常にリスクが高い性行為なので、極力しないに限るのが答えです。
アナルセックスには非常に手間と暇をかけなければできるものではありません。
AVの真似をして安易にアナルに挿入するのは、直腸を痛める可能性がありキケンです。
腸の粘膜は膣と比べ物にならないくらい薄いです。
このため行為で出血しやすく、性病などもうつりやすいです。
また、肛門括約筋もものを出し入れするように作られておらず、せいぜい柔らかいうんこが一方的に出て行くくらいにしか作られておりません。
男性同士の場合はやむをえないこともあるかもしれませんが、腸と肛門を守るためにもおすすめできません。
また、大腸と口腔内、また膣内に存在する細菌は種類が全く異なります。
いくら浣腸をして細菌量を減らしても、清潔とは程遠く、大腸に入れたものを口腔内、膣内にいれるなどもってのほかです。
どうしてもされる場合は、自分を守るためにもコンドームを必ず付け、しっかりローションを使ってされるといいと思いますがおすすめはしません。
直腸は細胞層が1層しかない単層円柱上皮細胞という膜でできており、とても弱く出血しやすい構造となっています。
膣とは違い分泌液がとても少ないため、セックス時にすべりが悪いことから摩擦が起きやすく、それにより出血しやすいため、血液感染のリスクも高くなります。
直腸の中には一般的な性病の菌やウイルス以外にも、A、B、E型肝炎ウイルスや赤痢アメーバが大量に繁殖しているので、非常に危険な性行為です。
HIVは感染力の弱いウイルスなのですが、直腸内で射精した場合は感染の確率がグンと高まるのが特徴。
感染経路でもっとも多いのはHIV感染者とのアナルセックスによるもの
HIVもC型肝炎ウイルス(HCV)も、コンドームなしのアナルセックスをおこなうとリスクが上がりますし、淋菌やクラミジアが肛門感染すると、ときに難治性になることもあります。
通常のセックスと同様にアナルセックスもコンドームを使用することは基本ですがが、もうひとつ注意点があります。
それは、たとえコンドームを使用していても、アナルに入れた後にそのまま膣に入れないようにしましょう!
一度アナルに挿入したコンドームは肛門と直腸のバクテリアが100%付着しています。
そのコンドームで膣に挿入したら、膣の粘膜を介して感染症を引き起こす危険性があります。