バストが垂れる、下垂の原因は3つあります。

それは、紫外線・ダイエット・授乳です。

 

目次

バストが垂れる原因!下垂させる要素①『紫外線』

年齢とともにバストが下がると、気になるものですね。

しかし残念ながら、一度下垂したバストを引き上げるのは難しいものです。

下がらないように予防することを心がけましょう。

バストを支えているのは、まずは表面の皮膚。

顔の皮膚と同様にデコルテの皮膚も老化し、たるんでくるとバストが下がる原因になります。

老化を防ぐためにまず大切なのは、紫外線対策。

服を通して紫外線はあたるので、夏場の薄着の季節などは特にストールをかけて紫外線を防ぎましょう。

強い摩擦は皮膚によくないので、かたいタオルなどは避けて、やわらかいもので洗いましょう。

入浴後は適度に保湿することも大切です。

 

バストが垂れる原因!下垂させる要素②『ダイエット』

体重が急に大きく増えたり減ったりすることも、バストには悪影響。

皮膚がのびたり縮んだりすると、たるみを加速します。

体重管理に気をつけましょう。

過度なダイエットももちろんNG。

1カ月3㎏以上など、急に体重を落とすと女性ホルモンのバランスがくずれてバストが小さくなり、たるむ原因になります。

ダイエットをする場合は、決して食事を抜いたりしないで、食べるもの全体のバランスを考え、運動もとり入れて、健康的にやせることを心がけましょう。

皮膚以外にバストを支えているものに、クーパー靭帯という組織があります。

これは線維状の組織で、バストを吊って支えていますが、加齢とともにクーパー靭帯はのびたり切れたりするので、バストが支えを失って下垂してしまいます。

また、激しい運動などで上下の振動が加わることも、クーパー靭帯を傷めます。

運動するときは、バストを支えるブラジャーを適切に使用しましょう。

 

バストが垂れる原因!下垂させる要素③『授乳』

授乳はバストの形を大きく変えてしまうことがありますが、これは女の宿命です。

赤ちゃんの発育のためには少なくとも母乳保育を3カ月くらいは行うほうが望ましいので、バスト維持のために授乳を怠るなどはもってのほかです。

母乳の成分だけでなく、乳首から吸うことで赤ちゃんの脳の発育が促される、母体にも

プロラクチンが分泌されて母子関係が良好になるなど、母乳には無数のメリットがあります。

母乳保育を適切に受けた子どものほうが、アトピーなどのアレルギーが少ない、心身の発達が良好であるなど、母乳保育のメリットを裏づけるデータは無数にあります。

どんなに科学が発達しても、人間として最低限必要なことに関しては、横着をしてはいけません。

 

下垂したバストを期待できない方法で行うものとは

バストのための専用美容液などが売られていますが、皮膚に多少ハリをもたせることは期待できても、バストが上がるところまでは無理でしょう。

表面から塗るものがクーパー靭帯にまで浸透することはないからです。

バストのマッサージを紹介する本などもありますが、マッサージで引き上げることも、医学的にいうと困難です。

矯正下着もありますが、下着で締めつけることでまわりの肉がバストに集まるとは、考えにくいです。

人間は粘土細工ではないので、肉が移動したりはしません。

締めつけすぎると皮膚が黒ずんでしまうことがあるので気をつけましょう。

大胸筋などの筋肉を鍛えるエクササイズもありますが、筋肉は乳腺より奥にあるので、筋肉を鍛えてもバストは上がりません。

ソフトクリームがやわらかなってくずれてきたとしましょう。

土台のコーンの部分を強化しても、ソフトクリームの崩壊は防げません。

やわらかいバストは、筋肉や骨のかたい組織の上にのっかっています。

ソフトクリームと同じように、土台の部分を強化しても、上がくずれることは止められないのです。

大胸筋を鍛えると、胸囲はひろがりますが、バストアップというよりも胸板が厚くなっていきます。

やりすぎると男性的な胸になってしまうので、それも考えものです。

ちなみにバストを大きくするサプリメントなども売られていますが、あまり効果は期待できないと考えてよいでしょう。

本当にそのような効果があるとすると、乳がんのリスクが高くなることが危惧されます。

バストの大小は、周知のとおり、ほとんど生まれつきのものです。

 

バス下垂したバストを改善する方法

次に、下垂したバストを改善する方法についてです。

大幅な改善を望むのであれば、美容外科で豊胸術を受けるしか方法がありません。

今は手術以外にも、ヒアルロン酸注射など、さまざまな手法が行われています。

ただし、当然リスクもあるので、施術を受ける前に慎重に検討しましょう。

バストラインは、ある意味で女性美の象徴かもしれません

ただし、美しく見えるかどうかには、バストの大きさや高さだけでなく、姿勢が大きく影響します。

背中を丸めて猫背ぎみでいると、バストも当然、だらんと下がって見えます。

幅も狭く感じられるので、相対的に顔が大きく、首も短く見えてしまいます。

背筋をのばしてしゃんとしましょう。

美人度はきっと3割増しになるでしょう。