子宮膣部びらん

大抵は実際にただれているのではなく、赤くただれているように見える仮性びらんが殆んどですが、女性の8~8 9割に見られます。

病気ではありませんが、本当に子宮膣部がただれてしまっている真性びらんは稀です。

仮性びらんは、治療は必要ありませんが、真性びらんは、繰り返し炎症を起こしますから医師の指示の元で抗生物質などで炎症を抑えたりレーザーで焼いたりする事もあります。

 

痒みや痛みは無いと思いますが、性交によって菌が入った可能性の場合もあります。

不正出血等がありますので病院に行かれて診察を受けて医師に相談してみてはどうですか。

 

目次

『子宮膣部びらん』は粘膜が薄いので刺激を与えると出血します

写真の黄色で囲んだ部分が膣部びらんです。

真ん中が子宮内部につながっています。内部と同じように薄い粘膜で出来ています。

黄色枠の外側は皮膚と同じ扁平上皮細胞で出来ており結構丈夫です。

黄色枠の少し内側が癌が出来やすい部位です。

何度も傷を付けると治りも悪くなるでしょう。

出血は3日ほどあれば止まると思いますがあまり刺激しない方がいいと思います。

 

子宮膣部びらん箇所の内側は癌の好発部位であることは分かっていました

近年、子宮頸癌はHPV感染が原因であることが分かっています。

細胞の核に感染するわけですが、細胞が分裂増殖するたびに感染した細胞も増えていきます。

子宮膣部びらん箇所の内側は新しい細胞が活発に出来る部位です。

傷つくことで細胞が修復される過程で細胞の分裂増殖も盛んになります。

むやみに刺激を与えることはやはりよろしくないかと思います。

性交で出血しやすいのはびらんのためです。

 

まとめ

びらん部分に極度の刺激を与えなければいいと思います。

それは、男性側の理解も得る必要があります。

セックスの際、気をつけてすることですね。