アンダーヘア(陰毛)の白髪の原因について巷ではちょっとした噂が伝わっています。
アンダーヘアに白髪が生える、もしくは急に増えると、以下のような症状のサイン?
●ガン
●不妊
●性感染症
結論から言うと、アンダーヘアの白髪が直接的に上記のような病気の前兆となることはありません。
髪の毛に若白髪ができる=病気ではないのと同様に、アンダーヘアも、白髪が生えてきたからといって、それが病気のサインということはありません。
また、「髪の毛には白髪がないのに」という場合も同様で、髪の毛に先に白髪が出る場合もあれば、アンダーへアの方が先の場合もありますので、「アンダーヘアだけに白髪がある」からといって、心配しなくても大丈夫です。
実は、毛が着色するメカニズムを言うと、できた瞬間の毛は、もともとは白いのです。
髪の毛がつくられていく過程のなかでメラニン色素が混ざっていくため、毛穴から生えるときには色がついているのです。
白髪というのは、混ざるべき色素が足りないことで起こる現象と言えます。
ではアンダーヘアにある白髪の原因についてお伝えします。
目次
アンダーヘアの白髪の原因
髪の毛と同様、毛に色素が正常に含まれなくなる原因には、以下のようなものがあります。
① 老化による酵素の減少
メラニン色素を作るときに必要な酵素・チロシナーゼは、加齢とともに体内から減っていきます。
チロシナーゼが足りなければ、どれだけメラノサイトが健康なままであったとしても、スムーズにメラニン色素を作り出すことはできなくなってしまいます。
② 栄養不足
白髪は食生活とも関係があります。
健全にメラニンが作られるためには、ミネラルやアミノ酸、ビタミンなどが必須です。
特にミネラルは、チロシナーゼが働くためには欠かせない栄養素です。
③ 生活習慣の乱れ
不規則な生活や睡眠不足は、自律神経のバランスを乱します。
自律神経は成長ホルモンの分泌や全身の血行などもコントロールしていますので、自律神経が乱れると新陳代謝や血行が悪くなり、白髪の原因となります。
④ ストレス
白髪の原因としてはストレスもよく知られているでしょう。
ストレスも自律神経の乱れを招くため、髪や体毛にダメージを与えることになります。
⑤ 病気や副作用
胃腸疾患や甲状腺疾患といった一部の病気では、白髪を増やす場合があります。
また、薬の副作用で白髪になることもあります。
胃痛など、他の症状と併発して急に白髪が増えたという場合には、このケースに該当する可能性があります。
アンダーヘアの若白髪は、数本生えたからといって、特に心配する必要はありません。
しかし、遺伝や老化以外では、なんらかの原因でメラニンが正常に作られなくなっているわけですから、もし上述した食生活や生活習慣、ストレスなどの問題があるようであれば、改善するように努めましょう。
アンダーヘアの白髪の対処法
アンダーヘアに白髪が生えた場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
【白髪を抜くのは避ける】
抜いても白髪は増えませんが、デリケートなパーツに太い毛が生えているだけに、毛嚢炎(もうのうえん)や埋没毛など、トラブルが発生することがあります。
気になる場合は、はさみなどでカットするか、なるべく添加物の入っていないデリケートゾーン用の毛染めなどを使い、染めるようにしましょう。
【脱毛クリニックでの脱毛】
クリニックなどでのレーザー脱毛は、メラニンに反応しますので、白髪をレーザーで永久脱毛することはできません。
毛穴に針(ニードル)を差し込み、電流を流して行う脱毛方法を選択する必要があります。
ニードル脱毛は、一般的にレーザー脱毛よりも時間もコストもかかる場合が多いので、将来的にアンダーヘアの白髪が気になるようであれば、白髪になる前にVIOのアンダーヘアを脱毛しておき、なるべく白髪になる毛を減らしておくとよいでしょう。