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豆腐(大豆)を日々よく食べる女性は、骨粗鬆症の予防になる?

欧米の女性に比べ、日本の女性の更年期障害は比較的軽く、骨粗鬆による骨折が少ない、というのが定説になっています。

その大きな理由に、大豆イソフラボンの摂取が挙げられます。

イソフラボンには、女性ホルモン (エストロゲン)と似た作用があるからです。

大豆イソフラボンは、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種で、大豆の胚芽に相当する胚軸に多く含まれ、苦みや香りを醸し出します。

更年期障害は、女性ホルモンの分泌低下を原因にします。

女性ホルモンには、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きもあるため、分泌量が減少すると骨粗鬆症になる危険性があります。

 

骨粗鬆症の予防に大豆イソフラボンが威力を発揮します

大豆は女性のためだけの食材ではなく、古くから「畑の肉」と謳われてきました。

豆腐をはじめとして納豆、みそ、しょう油、豆乳、湯葉、油揚げなどに利用されるほか、きなこ、大豆油などに加工され、日本人の生活に密着した大切な食材です。

大豆の栄養素は豊富なたんぱく質がおよそ3割強、脂肪2割、炭水化物3割弱と3大栄養素がバランスよく構成されています。

また、イソフラボン、レシチン、サポニンなどの機能性栄養素が含まれていますから、健康を増進する数多くの働きがあります。

加えて多種多様なビタミンやカリウム、鉄などのミネラルも豊富。

 

大豆を食べ続けることは脳卒中や心筋梗塞の予防にもなる

大豆たんぱくにコレステロール低下作用があるばかりでなく、イソフラボンが血圧を下げたり血液が固まる血栓)のを防いだりすることも見いだし、大豆食による脳卒中や心筋梗塞の予防を力説されています。

アメリカFDA (食品医薬品局)はこの研究成果を高く評価し、大豆製品の商品ラベルに「心疾患のリスク低減に有効」との表示を勧告しています。

レシチンは卵にもたっぷり含まれる脂質で、記憶や思考などの脳の働きを支え、ボケ予防に必須の栄養素です。