小腹が減ったらどうする?

小腹が減って、ついお菓子をつまんでしまう。

 

クセなっている人は、多いのではないでしょうか。

糖質のとりすぎは、体をどんどん老けさせます。

では、小腹が減ったら、どうすればいいのか?

 

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そもそも、「小腹が減らない」ようにすればいいのです。

そのためには、精製された白米、白い食パン、白砂糖を極力とらないのが一番です。

これらは、「エンプティカロリー」、つまり栄養素をほとんど含んでいない「空っぽのカロリー」と呼ばれる食材です。

エンプティカロリーをいくら食べても、必要な栄養素をとれません。

すると、体が不足しているビタミンやミネラルを求めるため、もっと何かを食べたくなります。

このときに、ビタミンやミネラル豊富なものを食べれば、まだいいのですが、まずは空腹を満たしたいために、また菓子パンなどのエンプティカロリーをとってしまいがちです。

こうして悪循環におちいり、脂肪が蓄積されていきます。

 

さらに、女性が大好きな甘いものは、体を冷やす最たる食品です。

さらに糖分を消化するために、ビタミンB群が大量に使われます。

ビタミンB群が不足すると、腸のぜん動運動が弱まり、便秘を起こします。

ですから、空腹時にケーキバイキングに行くなど、もってのほか。

糖分を含んだ清涼飲料水で空腹をまぎらわせたりするのも、良くありません。

甘いものに限らず、何かを食べれば、血糖値は上がります。

野菜などの繊維質をたつぷり含んだ食材をとっていると、血糖値の上がり方はゆるやかになります。

ゆるやかに上がった血糖値はゆるやかに下がって空腹になり、体は適量の食事を欲するようになります。

ところが、空腹状態でまず糖分をとると、血糖値は急に上がり、急に下がります。

急激に下がるとイライラがつのり、ときには「キレる」という状態にもなります。

そして、下がった血糖値を早く上げたくて、さらに甘いものが欲しくなるという悪循環に陥ります。

これが「低血糖症候群」と呼ばれる症状です。

 

甘いもの好きの人は体が冷えやすくなっているだけではなく、情緒的にも不安定になりやすいのです。

イライラすると甘いものが欲しくなるという人は多いと思いますが、じつは甘いものがイライラのもとになっているのです。

精製された食品は、体を冷やし、老けやすくします。

精製された食品ではなく、玄米、全粒粉のパン、黒砂糖など、本来の成分が丸ごと残っている食品をとりたいものです。

これらは、繊維質、ビタミン、ミネラルなど自然界にあるがままの成分が残っているという意味で、「ホールフーズ(全体食)」と呼ばれています。

しかし、玄米は一般家庭の炊飯器ではおいしく炊けません。

また、かたくて食べづらいという人も少なくありません。

毎日食べる必要はありませんし、合わなければ、無理に続けることもありません。

玄米はぬかのついた状態です。

少し精製した米が三分づき、もう少し精製したものが五分づき、七分づきで、米がだんだん白くなります。

より食べやすい五分づき七分づきでも、白米より栄養素が残っているので、ここから始めてみるのもいいでしょう。

玄米を精米してくれる店が少ないので、家庭用精米機があると便利です。

 

ところで、仕事中に小腹がすいたらどうするか。

甘いものはなるべくひかえますが、甘いものが疲れをとるのも事実です。

ケーキを食べるなら脂質の少ない和菓子や果物、和菓子を食べるならカロリーがほとんどない寒天ゼリーをすすめます。

乾物の小魚はカルシウムやDHAがとれます。

シュガーレスのガムもいいでしょう。

噛むことで空腹感をまぎらわすことができます。

もっとも、この後に述べていきますが、昼食を1日の食事の中心としてしっかりとれば、間食を欲しなくなります。

まして、食事にホールフーズをとっていれば、小腹が減るということはまったくありません。

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