40代からの「サプリメントとの賢いつき合い方」
冷え性改善の、強力サポーターになってくれるのがサプリメントです。
私たちは食事でビタミンやミネラルをとっています。
ところが、ビタミン・ミネラルの宝庫である野菜のビタミン・ミネラル量が50年前の野菜と比べると、8分の1から20分の1に落ちていると言われています。
たとえば、トマトに含まれるビタミンCは、10分の1にまで減っています。
そこで、不足しがちなビタミンやミネラルを補うのに、サプリメントの出番になるのです。
サプリメント活用法の基本は、マルチ(総合)ビタミンとマルチミネラルを飲むこと。
これで、不足しがちなビタミンとミネラルを、まんべんなく補うことができます。
ビタミンは、補酵素といって酵素の働きを助けるもの。
酵素は細胞でエネルギーをつくったり、筋肉を動かしたりと、いっさいの生命活動にかかわっています。
もし、酵素の働きがなければ、生きることはできません。
生命活動の源なのです。
この酵素の働きを助けるのが、ビタミンの役割です。
ミネラルは、金属元素です。
ミネラルは体の働きを正常に維持したり調整したりするのに必要な栄養素。
鉄分、マグネシウム、亜鉛、カルシウム、カリウムなどがそうです。
マルチビタミンとマルチミネラル。
この二つのサプリメントを土台として、あとは、それぞれの症状に応じたサプリメントを加えます。
家の修理で言えば、基礎部分をきちんと整えてから、部分改修をしていくというイメージです。
冷え性や、むくみ、肩こり対策なら、ビタミンEとイチョウ葉エキスのサプリメントをおすすめします。
ビタミンEには、血行を良くする効果があります。
ナッツ類、カボチャ、アボカド、ウナギなどの食べ物からとってもいいのですが、これらの食べ物が苦手な人、あまりたくさん食べられない人などは、サプリメントを試してみてください。
必要量を、無理なく、つねに摂取できます。
ここで一つ、注意していただきたいことがあります。
これらのサプリメントは冷えを防ぎ、「ずっと若い体」をつくる強力サポーターですが、けっして食事の代わりにはなりません。
あくまでも、バランスの良い食生活が前提です。
言うまでもなく、食事を抜いたりお菓子で食事をすませたりして、「栄養はサプリメントにお任せ」というのは、もってのほかです。
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