ストレスは影響を及ぼす、女性ホルモンはどこから分泌されている?

子宮と卵巣で起こっている排卵や生理をコントロールしているのが「女性ホルモン」という物質ですが、女性ホルモンがどこから分泌されているのか知っていますか?

 

「女性は子宮でものを考える」といわれることもあり、子宮だと勘違いをしている女性も多いのですが、女性の体をコントロールしているのは子宮ではなく卵巣です。

 

卵巣の中にある卵胞からエストロゲンが、黄体からプロゲステロンがそれぞれ分泌されています。

さらに、卵巣に「このくらいの女性ホルモンをつくりなさい」と指令しているのは、脳の視床下部から命令を受けた脳下垂体です。

脳は指令を出すだけではなく、卵巣から出たエストロゲンやプロゲステロンの分泌量を把握しており、ホルモンがあまり分泌されていなければもっと出すように指令を出し、たくさん出ているとストップするように指令を出して、その量を調整しています。

 

そのため、ストレスや環境の変化などが脳(視床下部)に影響すると、指令が乱れるため卵巣にも影響し、結果として卵胞や黄体の働きが左右されます。

 

そして最終的には、卵巣から分泌されるエストロゲンやプロゲステロンにも影響を与えてしまいます。

 

つまり、女性ホルモンはストレスなどの影響を受けることで、バランスがくずれてしまうのです。

女性ホルモンのバランスがくずれると、肌や体だけでなく、心にも不調をきたしてしまいます。